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第七話 寝起きにグロいメール来た(夜八時半)

嗚呼、夕焼けが血のように赤い。

じりり、と地面に転がっている油蝉。
あの白昼夢から一週間強。思えばひどい日だった。

救急車を呼んで、帰ってきたらカコが居ない。

探しに行こうとしたら自転車忘れていたのを思い出し取りに行って…


おっと、コレ、持ったままだったな。
個人情報のぎっしり詰まった紙切れ。

返しに行かなきゃな。でも…


ああ、右手が疼く。

今まで俺は生きてて十六回ほど夏を見たわけだが、
そのうちに少しずつ大きくなっていたと思う。

しかし、右手はあの日のままだ……



色素制乾皮症。

そう簡単に居るもんじゃないだろう。
そして俺は一人知っている。だから彼女は多分…

俺はあの少女の家の前まで来ていた。
ノックしようと左手を上げる。

挿絵書いたよ。


時は疾風のように去っていく。
気付けばそこに既になく、思い返せばもう遅い。

忘れるはずはない。
三年前、俺が何人もの人間を殺したあの日を…

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