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第四話 ちょっとBGMにカゲロウ選んだの誰ェ!?

嗚呼、右手が疼く。
思い出してしまう、あの日の事を。



「だだっ大丈夫か!?」

俺は自転車を乗り捨てすぐさま駆け寄った。
と、裏腹に脳ミソは極めて冷静に回っている。


あの子はなぜ倒れているのか。

頭を地面に押し付けのた打ち回り
ぜーぜーと苦しそうに息をする姿は多分、

喘息、か?


「おい!喋れるか?」
俺は肩を揺さぶりながら尋ねる。




喘息なら患者は大抵薬を常備してあるはず。

ただ彼女は持っているはずがないだろう。
あるならもう飲んでいる。

なら次はカフェインを飲ませる事。
しかし今、俺はコーヒーを持ってなければ金もない。



と、なると次なる手段は…
GAMEOVER?いや、まだ手段はあるはず。



よし、無理せず119番、
とまた俺の頭に湧き上がる雑念。

ケータイでは家電と違い位置情報がなんたらで
遠くの病院に掛かってしまうならなんやら。

そんでもって公衆電話も金がないと…

今度こそBADEND?
っと待て。まだ俺の…




とん、と胸に衝撃が走る。
彼女は何かをゆっくりと手渡して来た。



これは災害時用ホイッスル…?
そうか、これで周りの人に助けを、って

なにやらホイッスルはカプセル状になっており、
中に何か物が入るようになっているようであった。




中に入っていたのは本名、住所、名前などの書いてある、


ん?住所…?

これはこの公園からほんのすぐ近くの場所ではないか!
ここに連れて行けば薬も有る筈で家電もあるし、
万事解決間違いなし!!




今度こそ、うまく行く筈だ。
あの日のようには行かせない。



じりり、唸る真夏。
ふっと、麦わら帽子が広い空へ飛び立った。

コメント

いい情景文だなー♪
そして、比較的ラノベのような書き方ですね。
ラルは書けないので羨ましいです!

  • 2012/06/09(土) 01:54:49 |
  • URL |
  • ラル #ozPIPoaY
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>ラル様
ラノベのようですか…

実はラノベをほとんど読んだことが無いのです!
な、なんだってー!

昔私の絵をラノベのようだと言った者が居ましたが、
もうこうなったら一人で挿絵も描くべきですねwww

  • 2012/06/10(日) 08:01:44 |
  • URL |
  • にかる。 #-
  • [ 編集 ]

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