iPhone版のテスト投稿してみますねー。
なんか不具合あったらごめんなしゃい。
ではでは、あのなんかSF第二話行きますね。
俺は気付けば研究室の片隅で弁当を食っていた。498円のコンビニ弁当だ。
何故こんなことになっているのか自分でもよく判らない。
間違いなく”面接室”と称されるこの部屋に入れられたので、面接でも始まるはずだと思うのだが…
俺はどうしようもなく、弁当の片隅の漬物をかじりながら、フランケン・シュタインのオチを思い出そうとしていた。
バタン、と大きな音を立ててドアが開いた。昨夜飲み明かしたあの男だった。
男は少し小難しい顔をしながら口を開いた。
「早速だが初仕事だ。ええと君は…」
「ええ、俺は田中史郎と申します。学歴とか資格は…あ、そうそう突然だったんで履歴書とか無いけど大丈夫ですよね…」
面接だと聞いていたのでそのようなノリで話したのだが、どうもそういう感じではないらしい。
言葉を遮り、男は改めて言った。
「では田中君、君に初仕事なんだ。いいかね…」
男は俺に名刺を渡すと、突然振り向き、ツカツカと歩き始めた。
「えっ、あっあの…?」
思わずついていくと、しばらく歩いた所でピタッと止まり、男はまたおもむろに口を開いた。
「これが、君の初仕事だ。」
唐突な出来事に辺りの状況が掴めずにいたが、どうやらここは研究所の中庭のようだった。
周りにはアサガオのような植木鉢や、ツツジと思われる低い木などが点在しており…
その中心には、小さなクレーターとそれに見合わない、
高さ2メートル半ほどの銀に輝く筒が真っ直ぐに突き刺さっていた。
それはまるで、天高くから降ってきたかのように。
俺は思わず声を失った。
「これは昨夜、突然衝撃と共に空から降ってきたんだよ。ちょうど君と飲み屋に行っている最中にだ。」
男は淡々と説明してくれた。
「突然…ですか?」
「ああ、というのも、夜勤の研究員が伝えてくれた情報だけどね…
最も、それが彼の工作、という事も考えられない事は無いが、とてもこの金属隗は大きすぎる。
だからと言って空高くからこんなものが落ちてこれると思うかい?
飛行機から?誰が何のために。宇宙から?それにしては衝撃が少なすぎる…こんなことが出来るのは…」
「…未来人?」
「もしくは、宇宙人かな?」
突拍子もない非現実に思わず笑いあった。そんなこと、無い。あるはずが無い。あってはならないのだ。
その時、突然カウン!と音がした。金属製の”形を持った非現実”は確かに目の前に存在するのだ。
「な…なんだ?」
声にならない声に呼応したかのように、”形を持った非現実”は、ポッドベイのドアの様に開いた。
中から出てきたのは、その筒の様な銀色の衣装とヘルメットを身にまとった、人型の何かだった。
銀のヘルメットの先に煌めく、一対の青い瞳に目を奪われながら、
俺はふと、フランケン・シュタインのオチを思い出した。
怪物はなぜ怪物だったのだろうか。奴があるじを殺さなかった終末は、果たしてあったのだろうか。